一般社団法人ユーファイ協会について

ユーファイ協会の発足

2012年に、発起人である梶智穂が、チェンマイにて出産後、出会ったタイ伝統医学に基づく女性のためのハーブ温熱療法ケア「ユーファイ」のトリートメントに感銘を受け、日本でもこの素晴らしさを知ってもらうために、2013年4月1日に”ユーファイ協会”をタイマッサージのセラピストが集まる会合で、発表、設立しました。

2012年、実際の産後に受けたユーファイは、ハーブがたっぷりと使われて、体中を温めてくれるものでした。常にいい香りで気持ちよいトリートメントと体があたたまるハーブティと食事療法を一ヶ月続けて、ユーファイが終わった後は、体重が驚きの20kg以上も減ったのに、お肌がつるつるでシワもシミも無くなり、妊娠線も消え失せ、産後鬱の症状もなくなり、母乳もたっぷりでるという、出産前より美しくなることができました。

この経緯を見ていた友人たちからの「ユーファイって何?」という質問で、ユーファイの素晴らしさを伝える講習「ユーファイ式セルフケア」カリキュラムが出来上がりました。

ユーファイ式セルフケア

タイのフレッシュなハーブや深いテクニックをベースに、日本であるもので再現できるようにアレンジした「ユーファイ式セルフケア」を日本人にこの講習を行ったところ、ハーブをたっぷり使って得られるデトックス効果で、産後以外の方のお悩み(生理不順、子宮疾患、妊活、更年期など)が改善したという声をいただくことになりました。

そこから、産後だけではなく、女性のためにとてもいいものとして「ユーファイ」を体験できる「ユーファイ式セルフケア」講習を口コミを中心にで日本全国で行うようになり、300箇所以上(2020年現在)でユーファイの講習を行ってきました。

もっと学びたいという方が増えました

学んだセラピストが、自分のお客様へ施術をした経験からユーファイの素晴らしさを実感し、「施術がしたい」という要望から、ユーファイのトリートメントができるセラピストの育成を。

「ユーファイ協会と一緒に普及したい」という要望から、体験講習ができるアドバイザーの育成を。

「より知識を深めたい」という要望からは、本場のユーファイ学ぶためにタイ・チェンマイで学ぶ留学ツアーを開催しています。

チェンマイ式のユーファイがベース

なぜならば、「自分に必要はハーブは、すべて自分の家に生育している」という文化のもとに、他の地域より多種多様なハーブを多種多様な使い方をしているところです。

もちろんタイ政府からの「ユーファイ」の概念ややり方はきちんと決められていますが、元々は、昔から行われていた民間医療をベースにしており、各地域、各階層でそれぞれちょうどいい形にアレンジされて、今日でも実践されています。

わたしたちのチェンマイの先生は、「健康とは、身体と心と美しさがすべて良い状態のことを指す。」また、「ユーファイは、ハーブと温熱で身体の血行循環を良くし、いい香りで気持ちを和らげ、全身の肌を鮮やかにすべすべにして美しくさせる。」と教えてくれました。日本では、美しさも良い状態にするということが健康という概念がとても少ないと感じます。しかし、女性にとってとても大事な概念です。

歴史的な背景ですと、チェンマイは、700年以上も1つの王朝が続いていました。小競り合いはあれど、生死に関わる大きな戦が少なかったので、人々はとても余裕のある考え方ができ、生きていくことに忙しくないのです。ですから、チェンマイ人は、自分だけではなく、周りの人を幸せするからこそ、自分も幸せになるというとても素敵なポリシーを根底に持っている方がたくさんいます。

そのポリシーでチェンマイのユーファイのトリートメントは行われています。

だからこそ、チェンマイのユーファイは、健康になりやすく、気分がハッピーになり、美しくなるための手法がいっぱいあるのです。

2019年5月に一般社団法人ユーファイ協会として法人化

ユーファイ協会主催の講習は、47都道府県中38箇所で行われ、講習回数は、主催だけで300回以上。ユーファイを伝えることができるインストラクターは70人以上。認定校は16 校。総受講者数は、2,000人を超え、どんどん増加中です。(2020年現在)助産院や産婦人科でも、産前産後におけるハーブと温熱効果を活用する女性のためのケアとして、アロマテラピーやリラクゼーションの手法と同様として取り入れられ始めています。多方面からのニーズにより、一般社団法人ユーファイ協会として法人化いたしました。

また、助産師・ 鍼灸師でもあり、伝統医学応用研究所長であるたつのゆりこ氏が一般社団法人ユーファイ協会の顧問に就任し、伝統的なユーファイを日本で安全に取り入れられる形に再構築を行ってます。

最先端の女性のための技術を伝統に取り入れるため、また、その逆として最先端の技術に伝統を取り入れるため、一般社団法人フェミーユメソッド協会のセラピスト育成コースに、ユーファイのハーブ温熱を習得するコースが設立されました。

タイの伝統の知恵を普及した日本人初の団体として表彰される

2019年6月にユーファイの普及活動を評価され、タイ政府機関の国民の健康を管理するパブリックオブヘルス(厚生省)主催の表彰式「チェンマイ・スパアワード2019」にてタイの伝統的な知恵を活用している団体としてタイ・ウィズダム部門最優秀賞を授与されました。日本人で初めての快挙であり、授賞式には在チェンマイ駐在大使から激励を受けました。

タイマッサージ世界大会審査員を務める

2022年にタイマッサージ(ヌワッタイ)が世界遺産として登録されたことを期に世界中のタイマッサージセラピストが競い合うヌワッタイワールドチャンピオンシップ2022が開催さ れ、日本予選大会で審査委員を務めました。日本予選大会の大成功が評価され、スイスで行われる世界中の2位と 3位が競うスイス大会でも審査員も務めました。

女性だけではない老若男女すべての方へハーブサウナを

日本初タイハーブサウナ専門店ニムサウナを熊本でオープンした永富愛美さんとタッグを組み、日本でもっとハーブサウナの普及に務めるべく、2023年、ハーブサウナ協会を立ち上げました。大阪北堀江のハーブサウ専門店7forioの運営協力させてもらいました。ハーブ温熱療法であるユーファイを生活に取り入れやすい形にして提案する体験会も定期的に開催しています。

一般社団法人ユーファイ協会代表・発起人:梶 智穂(カジ チホ)

一般社団法人 ユーファイ協会代表・発起人
NPO 法人 タイヒーリング・ジャパン理事
ハーバル・オン・トン・セラピー協会事務局長
ハーブサウナ協会・協会長
伝統医学応用研究所 研究員
タイ・ランナ・スパ協会 所属

タイ滞在中に妊娠が発覚。タイの伝統医療に基づく産後ケアである「ユーファイ」の存在を知り、自分のカラダで体験 するべくチェンマイで出産。約1ヶ月の集中トリートメントで良さを確信。得た経験と情報を元に「ユーファイ式セルフケア」を考案。ハーブをたっぷり使って得られるデトックス効果、子宮ケア効果の高さから産後はもちろんのこと、 すべての世の女性に伝えたくて2013年「ユーファイ協会」を設立。普及のために全国へ出張講習を行い、施術のできるセラピストや伝えることができるアドバイザー・トレーナー育成に力を注いでいる。

夏は海でサーフィン、冬は雪山でスノーボードとボディバランススポーツを楽しむために拠点を移動しつつ、Web 制作メインのフリーランスとして活動した後、2005年にタイ・バンコクの WatPo( ワットポー ) 本校にてタイマッサージと出逢い、帰国し、有名タイマッサージ店にて経験を積んだ後独立。平日はデスクワーク、休日は野外フェス等へのベットだからできるタイ古式マッサージを基本に出店活動という二足のわらじ生活を送っていた。

2011年の東日本大震災にて福島在住の母を見て、人生の方向性を切り替え、タイマッサージを主軸にすべく、12月チェンマイにて、タイ政府認定ITMインストラクター習得。タイマッサージスクール lTM 安曇野をパートナーと設立し、その後、ユーファイ協会としての施術&スクールでの普及活動を始め、日本全国各地を出張講習・施術に飛び回る日々を送る。

2019年3月より拠点を安曇野から信州松本に移動し、東京新宿・名古屋より電車・バスで一本、関西圏(京都、大阪、 兵庫)からもバスで一本、札幌・福岡・神戸から飛行機で一本と利便性が向上した。

タイ・バンコクでは Wat Po 本校、Thai Herbal Massage School(前:DOI NUM SUB Training Center), タイ・チェンマイではITM (International Training Massage), Wandee Ancient Thai Massage School, Ong’s Thai Massage Training,Andrea Private Lesson, RSM (Recreation and Sports Medicine) International School, Spa Mantra, Sunshine Massage School, Loikroh Traditional Thai Massage Yoga, Lanna Thai Massage School, Lar’s Massage Room, Timmy Thai Massage Training Center, Sujitra Visopa School, Thai Traditional Medical Services Society, CCA Massage School, Pichest School, Jid Spa Treatment、Supin Luechaisit、Sawat Wanasri (Chiangmai Hospital),PJemにて伝統医療としてのマッサージ・ハーブを学ぶ。日本ではチネイザンの創始者Master Mantak Chia chi nei tsang workshop、Sebastian Bruno氏よりThai VedicエレメンツWS、スイスではヌワッタイワールドチャンピオンシップ2022でプロモーションディレクターを務めたSuwit Sritrairasri Steeve(通称マスターチャン) によるDancing Thai Massage WSにも参加。創立者ローラン氏に日本での普及活動を一任されている大原 正興氏による季節のウータイWSを2020年3月より毎年松本で開催。現在日本において開催数が一番長いWSである。チェンマイ大学にて基礎タイ語クラスを受講。基本的なタイ語会話には困らない。

助産院や産婦人科でも、ハーブと温熱効果を活用する女性のためのケアとして、アロマテラピーやリラクゼーションの手法として取り入れられ始めている。伝統医学応用研究所とコラボレーションし、タイの伝統的なユーファイの手法を所長であるたつのゆりこ氏の助産師・鍼灸師の立場からのアドバイスを融合し、日本で安全に取り入れられる形に再構築活動中。

また、ブッタの主治医であるシバゴ先生がタイ伝統医学の開祖とされ、彼がタクシャシラー(現在のパキスタンのタキシラ)にて7年留学して医学を学んだこと、現在のタイ伝統医学の概念や用語は、サンスクリットのインド医学と深い関わりがあることから、タイ語や英語で補いきれない概念をインド研究家として名高い伊藤武先生に師事し、タイの仏教&伝統医療の元となるインドの歴史・ 哲学、背景、仏教や日本の密教との繋がり、アジアを中心として発展してきた伝統医学を基礎とする マルマ・ジャムウ・アーユルヴェーダ・チュポンの叡智を習得中。

2011〜18年までは、春夏秋は日本全国でユーファイ普及活動、バランス感覚を生かしたテクニック実践講習を行い、 冬季はタイ・チェンマイの伝統医療病院や各種スクールにてタイ語と英語を駆使してユーファイ情報収集に励んでいたが、2019年からは信州松本を本拠地とし活動する。

講習特徴:自分のボディバランス・ウエイトを利用する方法に注目したセラピストのカラダにやさしい講習。 福島県いわき市出身 座右の銘「ノリと勢いで為せば成る成さねばならぬ何事も」